はじめに
おばんです。ねこちゃん大先生です。
今回はJCSが終わり、WCSも幕を閉じ、もう秋に入った今になってJCSで僕が使用していた構築を軽くまとめさせていただきます。
僕がポケモンプレイヤーとして活動していた記録を残したいというのもありますし、かなり構築について聞かれることもあったのでざっくりここで書いておこうかなぁと思います。
構築の経緯
当時のクローズBO1という環境において、上から殴れて運要素を絡めることが強いと考え、追い風パと比較して1ターン目からアグレッシブに行動できる雨パを握ることにしました。
また、僕がWCSを目指すきっかけとなったバルドルさんがJCS2017で使用していた雨アマガブから雨アマージョが強いと考え、尊敬の意味も込めて採用しました。
個体紹介
カジリガメ
特性:すいすい
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
テラス:くさ
実数値:165-183(252+)-110-61-89(4)-126(252)
技:アクアブレイク / いわなだれ / まもる / テラバースト
このパーティのメインエース。
火力も素早さも欲しいため準速AS252です。
準速だと雨下でスカーフイーユイを1だけ上回ってるのが個人的に好きポイントです。
当時使えるすいすいの中でも、水・岩という複合タイプ、いわなだれによる2体攻撃かつ怯みの押し付けなど、想像以上に優秀なポケモンでした。
マイナーなだけあって、カジリガメのダメージ感覚が備わっていなかったりする人が予選から本戦にかけてそこそこいて上手く刺さってるなと感じました。
特性:あめふらし
性格:ひかえめ
持ち物:しめったいわ
テラス:はがね
実数値:141(44)-63-120-156(212+)-90-117(252)
技:ぼうふう / てだすけ / おいかぜ / ワイドガード
雨降らし要因。そこまで耐久に必要性が感じられなかったのでCSベースで、海外大会の準決勝でイルカマンの雨ウェーブタックルで飛んで負けたので最低限それは耐えるよう調整した記憶があります。
対追い風パにおいて、こちら側も追い風を展開することで素早さ関係の有利を維持できるのでかなり助けられました。
暴風も想像以上に火力があって、パオジアンを混乱自傷込みで1発で倒せたりすることがありました(?)
オンライン本戦を抜けた最後の試合は、拘ったイーユイのバークアウトに対してワイドガードを連打するだけで相手が詰んで勝ちという試合でとても印象に残ってます。
特性:じょおうのいげん
性格:わんぱく
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:ほのお
実数値:179(252)-151(84)-140(76+)-63-130(92)-93(4)
技:パワーウィップ / けたぐり / てだすけ / ちょうはつ
1番採用理由を聞かれるこの構築の要。
雨パを採用している以上、素早さ関係なく動いてくる先制技がしんどく、特に当時はパオカイが環境に多かったので構築との相性補完も良く、先制技を封じることが出来るアマージョを採用しました。
選出段階からかなりの圧力をかけられるという点が個人的に好評です。
相手がアマージョを警戒してパオカイを出してこなかった場合も、手助けや挑発のサポートが出来たり、元の攻撃がまあまあ高いこともあってかなり便利でした。
持ち物は、予選抜けした3回目にはヤチェのみを持っていましたが、結局テラスを切らない限りパオジアンにタスキで耐えられて2発目で倒されてしまうことに変わりなかったので、HBに努力値を割いてテラスを切ることなく陽気パオジアンのアイススピナーを耐えてけたぐりでカウンターすることを目的としてゴツメを採用しました。あとは普通にカイナやディンルーにも刺さったりしました。
サーフゴー
特性:おうごんのからだ
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:みず
実数値:163(4)-72-115-203(252+)-111-136(252)
技:ゴールドラッシュ / シャドーボール / かみなり / テラバースト
言うことなし。追い風等でサポートしてゴールドラッシュをすることで相手を一掃します。
後述するのですが、構築単位でテツノツツミがしんどかったので特殊鋼タイプという点を評価して採用しました。本当に今も昔もこのポケモンはやること変わってないので言うことほとんどないです。強い。
パオジアン
特性:わざわいのつるぎ
性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ゴースト
実数値:155-172(252)-100-99-86(4)-205(252+)
技:アイススピナー / ふいうち / まもる / せいなるつるぎ
自身が火力を出せるのに加えて、カジリガメの火力を実質的に底上げできる&寿司対策に黒い霧を使えるため採用。
予選、本戦では守るではなく黒い霧を採用していましたが、幕張で寿司に当たらなかった時にほぼ死に技になってしまうため守るに変更。(なお、ウィナーズ2回戦で寿司に当たってしまった模様)
相手目線からしても災い込みのカジリガメの火力なんてよく分からないと思うので多分上手く働いてくれました。
テツノカイナ
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:ひこう
実数値:233(28)-211(252+)-129(4)-63-116(220)-71(4)
技:ワイルドボルト / ドレインパンチ / ねこだまし / ヘビーボンバー
対トリックルームやサイクルに薄くなってしまうので、少しでも耐久を確保しつつ猫騙しができる点を評価して採用。
今まで言ってこなかったのですが、調整は考えるのが面倒だったためレギュBで知り合いが使っていたのを丸パクリしました。特にこの調整で困ることもなかったのでよし。
予選、本戦では草テラスを採用していましたが、モロバレルに特に困っていることもなかったため地面を無効化できるのと、クローズBO1において草テラス一点読みを避けられる飛行を採用。氷技はまあまあ……
選出
雨を選出する場合は、表にペリカメ、裏にパオカイナという選出が多かったですが、相手にパオカイがいた場合はどちらかを切ってアマージョを選出します。
雨を選出しない場合は、基本的に表にカイナサーフゴー、裏にパオ@1(アマージョorぺリッパー)を選出します。
まあどの構築にも言えることですが、基本選出にこだわることなく相手の並びを見て決めるので一概にこの選出が正しいとは言えません。
テツノツツミ、晴れ追い風、タスキトリルハバカミ。
JCS幕張Day1後に、ナルサスさん主催の飲み会に参加させて頂いたのですが、その時に僕の構築に触れてくださる方がいて、みなさん口を揃えてツツミきつそうだね〜って言ってましたし、キツかったです。サーフゴーとカイナ頼りになります。
晴れ追い風はコータスだとギリギリやれるのですが、ヤミカラスだと本当にしんどいです。いかにヤミカラスを倒した後にこちら側が展開できるかに限られてきます。
タスキトリルハバカミは、クローズで考慮してしまうと眼鏡に破壊されかねないので、正直ほとんど切り気味でした。ルーザーズで当たって爆死しました。
実績
第3回PJCS予選抜け 169位 レート1765.838
PJCS追加本戦 53位 レート1584
PJCS決勝大会 1勝2敗 敗退
最後に
JCSからかなり時間の経った今なのかというツッコミはあると思いますが、僕がポケモンで少しでも目標に近づくことが出来たという記録のためにも拙い文章ですが構築記事を書かせて頂きました。
この構築は僕的には環境読みが上手く刺さった感がかなり強いので、まずは環境の考察から始めることが大切だなぁと改めて思います。
今シニアであと少しでマスターになるけど自分の実力が通用するのかと不安だったり、まずはJCS出場を目標に日々努力している方もいると思いますが、この記事を通してこんなやつでもJCS行けるなら自分も頑張ろうと思えるきっかけになると嬉しいです。
あと、構築名めっちゃオシャレじゃないですか…!?
ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました。
またいつか記事を書く機会があればその時は宜しくお願いします。